椎葉工務店のくんえんSSD材をご覧下さい
くんえんSSD材

戦争による山林の荒廃を戻すため、昭和30年頃より国策として、日本の気候風土に合うという理由で杉が植えられました。
現在日本の国土の67%は森林でありその46%は人の手の入った管理森林(人工林)です。
その58%に杉が植えられています。特に宮崎県は国産杉材出荷量全国断然1位です。
ところが木材としての国産材の自給率は、昭和40年頃は70%以上でしたが、60年には35%になり、平成に入ると20%台になり、平成9年以降は20%を割り、今では13%という統計になっているのが現実です。
大量に備蓄された杉はこのままでは200年分の材になる上、花粉をまき散らし、山災害の危険も増大していきます。
私たちはこの状況をしっかりと認識することが必要なのです。
国連による京都議定書が決議されたように、CO2を固定し地球温暖化を防ぐためには、国産材を燃やすのではなく、建築などの建材としてどんどん使い、植樹し育てることが大切です。
管理森林を増やし生かしていかなければなりません。
この20年間、住宅建築では、外見がきれいな輸入外材の集成材にシェアを完全に奪われてしまった事実を重く感じ、国産材を使っていくことが、「日本の山を守り、産業として荒廃しかけている林業をよみがえらす」ことになります。
家の構造材としてたくさん使うようにしたいものです。
国産材が使われず、山・林業が疲弊した原因の一つは、外見がいいホワイウッドなどの外材の大量輸入です。
しかし、これらの外材は、気候風土が違いすぎて、カビやシロアリなどによる害が極めて大きく、建築後数年で見えない場所で被害が出てしまいます。
阪神淡路大震災などでもそのことが検証されました。
一般的には化学薬品による防腐・防虫・防蟻の処理が義務付けられています。
しかし経年変化で効かなくなりますし、安全基準が設けられているとはいえ、健康にいいものとは言い切れません。
杉や桧、そして私たちが薦めているくんえん乾燥したそれらの材は、それ自体でどの程度の防腐効果などがあるかを公的機関に検査を依頼しています。
しかしいまだ、検査方法が薬品性能検査であり、効果の安全性という面から証明を出してくれません。
くんえん乾燥による防腐等の効果は、科学ではなく自然のものですから、西洋医学に対する東洋医学の立場と同様の評価が現状です。
しかし、効くものは効く、と思うのが自然体であると思います。
昔、時間をかけて家を建てていたのには理由があります。材木は半年以上かけ、現場で乾かして使うのが当然のことでした。
近年は工期短縮がコストと利益に結びつきますので、工事現場に運び込まれた材木はすぐに使うことになります。
プレカットされたものは特にそうでしょう。乾燥は防腐・防虫・防蟻性能によい影響を与えます。乾いた木にはカビが発生し難いのです。
JAS基準では、人工乾燥材は、柱で20%。大断面の梁桁などでは25%。板材では15%以下など3段階の表面含水率が揚げられています。
天日乾燥などの自然乾燥に対して、人口乾燥を広める目的で、水蒸気で乾燥させる方法が海外から導入されました。
しかし、生の杉は含水率が60〜200%もあり、それではなかなかきれいに乾かすことができませんでした。
その後様々な研究がなされ、釜によっては、木の内部細胞を破壊して、出難い細胞内の水(結合水)を出して乾燥度合いを上げたものもありました。
自然乾燥した乾燥材をAD材、様々な人工乾燥をしたものをKD材とよんでいますが、市場では自称乾燥材が多く、本当に乾いている材を見つけることは難しいとも言われています。
私たちの開発した新くんえん乾燥国産材は、一般のKD材と区別して知っていただくためにSSD(SMOKED SUPER DRY)という商標を持っています。
含水率はJAS基準以下で商品としており、工務店の方にも、「大断面の材でも本当に乾いているね」と驚かれる状況です。
近年、内部細胞破壊した乾燥材は極端に強度が落ちることを大工の皆さんも経験からおわかりです。
「乾き過ぎは怖い!」という言い方もされています。
現実、国土交通省でも、柱で含水率15%以下の材は20%の材の曲げ強度の80%で計算するよう指導しています。
本当は、含水率の問題ではなく、乾燥の方法により起こる内部細胞の破壊が問題なのです。このことを知っておいてください。
新くんえん乾燥国産材SSDは75度の低温の煙で、木の芯から乾燥させているので、内部細胞破壊をさせずに、結合水を吐き出させています。それで20%以下の含水率にしている仕組みです。
煙は粒子が小さく、かつ熱伝導が良いため、木の芯の導管から乾かしているので、細胞を破壊することなく結合水が出ていきます。細胞間にある自由水は出入りしますが、結合水は水をぶっ掛けても含水率が大きく戻ることはありません。










